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 # 開発サーバー
 
-Vite開発サーバーは、一般的なWebサーバーと同様に、特定のURLに対するリクエストを受け取り、特定のリソースを返します。
+Viteの開発サーバーは、一般的なWebサーバーと同様に、特定のURLに対するリクエストを受け取り、特定のリソースを返します。
 
-<!-- TODO:　「逐次ビルド」という用語が妥当か考える -->
+どんなURLへのリクエストに対してどんなリソースを返すかは、Webサーバーの実装次第です。たとえば、 `/index.html` というURLに対するリクエストに、Webサーバーのファイルシステムにおける `/index.html` を返す必要はありません。かわりに `/www/index.html` ファイルを返すことが可能です。
 
-どんなURLへのリクエストに対してどんなリソースを返すかは、Webサーバーの実装次第です。たとえば、 `/index.html` というURLに対するリクエストに、Webサーバーのファイルシステムにおける `/index.html` を返す必要はありません。かわりに`/www/index.html`ファイルを返すことが可能です。
+なお、リクエストに対応する処理を決定するのはURLだけでなく、リクエストのその他の点（例：HTTPヘッダー）も考慮して決定される場合もあります。
 
-この点を利用して、Vite開発サーバーは、さまざまなリクエストに対してさまざまな処理を
+これらの条件にもとづいて、Viteの開発サーバーは、さまざまなリクエストに対してさまざまな処理をおこないます。
 
-## ミドルウェア
+## ルーティングとミドルウェア
 
-TBD
+リクエストに対する特定の処理（関数）を「ミドルウェア」といい、特定のURLへのリクエストに対してどのミドルウェアを実行するかを「ルーティング」といいます。Viteでは、[connect](https://www.npmjs.com/package/connect)を利用してルーティングをおこない、たとえば以下のようなリクエストと処理の関係が定義されています。
+
+| リソース           | URL例             | ミドルウェア          |
+| :----------------- | :---------------- | :-------------------- |
+| HTMLリソース       | `/index.html`     | `indexHtmlMiddleware` |
+| JavaScriptリソース | `/src/index.ts`   | `transformMiddleware` |
+| CSSリソース        | `/src/styles.css` | `transformMiddleware` |